1 | 13:00-14:35 | 「夕立ちのみち」 | 93分 |
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2 | 14:50-16:45 | 「あしたのパスタはアルデンテ」 | 113分 |
3 | 17:00-18:45 | 「百合子、ダスヴィダーニヤ」 | 102分 |
13:00-14:35 「夕立ちのみち」
■原題:Cloudburst ■監督:トム・フィッツジェラルド Thom Fitzgerald
■製作国:カナダ、USA ■製作年:2011年 ■上映時間:93分
■言語:英語(日本語字幕あり)■字幕提供:関西クィア映画祭
31年間連れ添った70代のレズビアン・カップル、ステラとドッティ。ほとんど目が見えないドッティが孫娘に老人介護施設に入れられそうになった時、二人は故郷を出て同性婚の可能なカナダへ行くことを決意する。一生共に過ごすための逃避行。
カナダへの途中、ヒッチハイクをしていた若いダンサーのプレンティスを拾う。彼は、死期が近い母親に会いに行くという。三人三様の葛藤や悩みを抱えながら、珍道中が始まる。果たしてふたりは結婚できるのか・・・。トラブル続きの旅の結末は?
14:50-16:45 「あしたのパスタはアルデンテ」
■原題:Mine Vaganti ■監督:フェルザン・オルペテク Ferzan Ozpetek
■製作国:イタリア ■製作年:2010年 ■上映時間:113分
■言語:イタリア語(日本語字幕あり)
トンマーゾはローマに住む作家志望の青年。実家は南イタリアのレッツェにある老舗のパスタ会社。兄アントニオが新社長就任となり、共同経営者一族の晩餐会が開かれる。帰郷したトンマーゾはそこで家族に言えない3つの秘密を告白すべく、兄に予告する。
ひとつ目は経営学部と偽って文学部を卒業したこと、ふたつ目は家業を継がずに小説家になること、そして最大の秘密は、ゲイであること。
ディナーの席でトンマーゾが告白しようとした矢先、兄のアントニオが「僕はゲイです」と告白してしまう。一同は驚愕、父は憤怒のあまり、兄に勘当宣告してそのまま卒倒、家族は大騒ぎ。トンマーゾは告白どころかローマにも戻れず、共同経営者の美しい娘アルバとパスタ工場を任される羽目に。
果たして、トンマーゾの未来は?老舗パスタ会社の将来は?そして、一家に再び平和な日々は訪れるのだろうか?
(c)Fandango2010
(c)Fandango2010
17:00-18:45 「百合子、ダスヴィダーニヤ」
■監督:浜野佐知 ■製作国:日本 ■製作年:2011年
■上映時間:102分 ■言語:日本語(英語字幕あり English Subtitles)
1924年(大正13年)ロシア語を勉強しながら、雑誌『愛国婦人』の編集をしていた湯浅芳子は、先輩作家・野上弥生子の紹介で、中條百合子と出会う。
百合子は17歳で「貧しき人々の群」を発表し、天才少女と騒がれた小説家。19歳の時に遊学中のニューヨークで、15歳年上の古代ペルシア語研究者の荒木茂と結婚するが、芳子と出会った5年後には二人の結婚生活は行き詰まっていた。
お互いに惹かれあった芳子と百合子は、親しく付き合い始めるが、芳子は「私は、男が女に惚れるように、女に惚れる」と公言して憚らない女性だった。二人の情熱的な関係はリーベ(恋)かフレンドシップ(友情)か?
二人はディスカッションしながら関係を深めて行く。しかし、それは荒木にとって生活の根底を揺るがすものだった。20歳でアメリカに渡り、15年間にわたって苦学した荒木は、百合子と結婚することによって帰国し、大学教授の職も得ることができた。芳子に百合子を奪われることは、なんとしても避けなければならない。
百合子、芳子、荒木の3人は、東京と、百合子の祖母が住む福島県の安積・開成山(現・郡山市)の間を往復しながら、異性愛と同性愛が交錯する愛憎のドラマを繰り広げる。
(c)株式会社旦々舎
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